−この地に生きる−

あまくさ人


安全でおいしい農産物づくりに取り組んでいるあまくさの人びとを紹介。

その魅力に迫ります!!


 

佐伊津町

  はただ   むつこ

 端田 睦子さん(62)

  

☆カスミソウ23eを栽培

☆就農10年

 家業の精肉店とカスミソウ作りを行う端田さん。「少し体調が悪くても、ハウスに行くと元気になります。農業が大好きです!」とハウスの中で笑顔の花を咲かせながら作業に励む端田さんにインタビューしました。

 

―就農したきっかけは何ですか?

 家業を継ぎ精肉店を営んでいますが、近所の知り合いの方がカスミソウを作られていて、もともと農業に興味を持っており手伝いに行ってきました。そのうちに、自分でも作りたいという気持ちが大きくなり、始めました。

―精肉店も営まれている端田さんですが、1日のお仕事はどのような流れで行っているのですか?

 朝5時半ごろ起きて、肉を切り出し店に卸す肉屋の仕事をし、9時半頃からハウスに出てカスミソウの手入れをします。夫や息子のお嫁さんがいる時は、先にハウスに行ったりします。

ご家族をご紹介下さい。

 私たち夫婦と息子夫婦、そして大切な孫です。

就農されて10年ですが、これまで最も苦労された事は何ですか?

 私が農業を始めた頃、6月に台風が来た時のことです。農業を教えていただいた方が不在で農業を全く知らない私たちはどうしてよいかわからず、間違った対処をしてハウスが曲がってしまったことです。

―端田さんにとって、農業での喜びとは何ですか?

 確かに価格も大切で高値がついた時というのもありますが、私は咲きかけている花が好きで、ハウスに行った時思わず咲きだした花を見つけたり、思い通りの成長をしている時はうれしくなります。

 また、(母の日やクリスマスなど)イベントに合わせて出荷できるよう試行錯誤しながら努力して作っていますので、指導員の方から「端田さんの花いいですね!」とほめられた時はとても嬉しいです。

―カスミソウを栽培するうえで、心がけている事はなんですか?

 帳面に日記を付けていますが、頭の中にこれまでの栽培の様子などが入っていて、常に様々なことを思い描きながらその時の状況にあった栽培を行うことです。

―今作の出来はいかがでしょうか?

 今年は遅くまで寒くなったりと天候不順で、栽培が難しいですね。でも、これまで母の日に合わせて出荷できるよう努力してきたので、5月の連休には出せるよう頑張りたいと思います。

―時間があればしてみたいことや、趣味は何ですか?

 ある人と知り合って地域のカラオケサークルに入ったのをきっかけに、歌うことが大好きになり、今ではJA女性部の集いなど様々な所で歌わせてもらっています。

―今後の目標をお聞かせ下さい。

 肉屋もしながらなのでこれ以上面積は増やせませんが、夫婦2人健康第一に、胸張って出荷できるよい花作りに努力したいと思います。

―最後に、消費者の方々へひとことお願いします。

 カスミソウは、何の花の添え花になるし、カスミソウを添えるだけで花束が華やかになる、純白でとてもきれいな花です。一度買っていただき、様々な花と組み合わせて楽しんでみて下さい。

    




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