−この地に生きる−

あまくさ人


安全でおいしい農産物づくりに取り組んでいるあまくさの人びとを紹介。

その魅力に迫ります!!


 

松島町

   ほしひら

 星平営農組合

組合長   永野 俊さん(65)写真右

副組合長 松本 峯夫さん(58)左

事務局   林田 久晴さん(57)中央 

☆組合員戸数 16戸

☆現在 早期米6.1fを栽培

  昨年7月に設立した星平営農組合。県内で最も早く早期米の収穫が行われるこの地域で、上質な米づくりに励み、地域農業の担い手として活躍する組合の方々にインタビューしました。(平成22年7月15日取材)

 

―組合を立ち上げるに至った経緯を教えて下さい。

 天草地域の高齢化・人口減少が問題になっていますが、この地区も同じで後継者不足が深刻な問題となっています。それに伴い、耕作放棄地も増える一方です。

 そこで、農業後継者・担い手不足の解消と耕作放棄地対策として平成21年4月準備委員会を設置し話し合いを重ね、7月に設立しました。

 

―組合ではどのような事を行っているのですか?

  今年は早期水稲を6.1f作付けし、農薬・肥料の予約注文とりまとめを行も開始しました。また、農作業の受委託の取り決めを設置し、(設立から)3年後の法人化に向け、少しずつ基礎を作っているところです。

現在は早期水稲の栽培を行っているということですが、今年の出来はいかがですか

  今年は雨の日が多く晴れの日が少なかったので、1週間ほど遅れています。今後の天候次第ですが、晴れが続けば早いところで8月の第1週に刈り取りを始められるのではないでしょうか。

―今後取り組みたい作物などはありますか?

  現在も早期水稲の他に米粉用の水稲に挑戦しています。また、早期終了後の圃場を活用して、麦を植える予定です。今年は初めてなので、とりあえず20eを計画しています。組合員のほとんどが兼業農家で専業農家は一人二人なので、一度に色んな作物はできませんが、土地に合った作物を見つけていきたいと思います。

星平営農組合が目指すもの・目標を教えて下さい。

 最終的な目標は、この営農組合で米の販売まで行うことです。米の価格が下落し農家は厳しい状況にありますが、少しでも高く販売し、地域のためになる組合にしたいと思っています。

 そのためにも、「有機肥料を使い地力の向上を図る」など、食味のよい米を作るよう努力しています。また、いくらおいしいお米が出来ても知ってもらわなければなりません。広く消費者に味わってもらえるよう、様々なイベントに参加していきたいです。

 他にも米粉も作っていますから、米粉の使い方なども勉強しています。何にしても常にアンテナを張って情報を収集しています。設立して1年、今は試行錯誤の時期です。ひとつの企業を立ち上げる経営者という気持ちで、16戸と少数ですが逆に少数である事を活かし、しっかりした基礎を作って将来地域のためになる組合にしたいと思っています。

―最後に、皆さんが心を込めて作った早期米のPRをどうぞ!

  この地域では県内で最も早く早期米の出荷が始まり、おいしい新米をいち早くお届けいたします。皆で知恵を出し合って、おいしい米づくりに取り組んでいますので、見かけましたらぜひ一度ご賞味下さい。

 




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