−この地に生きる−

あまくさ人


安心・安全な農産物づくりに取り組んでいるあまくさの人びとを紹介。

その魅力に迫ります!!


 

 

大矢野町

 

 にしぐち なおや

 西口 直也 さん

 

☆カスミソウ45e

   を栽培。

  今年で就農16年目。

寒さが残る4月初旬、ハウスでカスミソウの収穫作業に励む西口さん。少し照れくさそうにしながらも色んな話をして下さった西口さんにインタビューしました。(取材日:平成23年4月4日)

 

 

―就農されたきっかけは何ですか。

農業大学でカーネーションを専門に学びました。当時はまだ景気が良く土地を購入する話があったので、天草が一番時期に合わせやすいカスミソウを栽培してみようと思い就農しました。

 

―お一人で栽培されているのですか?  

                  

 母と妻の3人です。妻に選別を任せています。

―現在、収穫・出荷を行われているようですが、どのような流れで行っていますか?

 月・水・土曜日に出荷しています。2日前に収穫・水あげし、前日に選別して出荷に備えます。水曜日の出荷後は次の出荷日まで2日あるため、農薬散布や水やりなどの管理作業を行っています。

―カスミソウを栽培する上で、心がけていることや工夫されている事は何ですか?

 ハウスが18棟あるので、7〜10日で定植をずらして収穫が重ならないようにしています。また肥料の高騰により化成肥料が高値のため、油粕を主体に元肥を切り換え、土壌の消毒を米ぬかで行い、コスト削減に努めています。

―これまでで最も苦労した出来事はありますか?

 品種の切り換えです。栽培を始めた頃は1〜2種類でしたが、その後品種が増え、その時のニーズに合った品種に切り換えますが3・4年は特徴がつかめずに苦労しました。

 

―では反対に農業の良いところ、または嬉しかったことは何ですか?

 就農して初めて台風が来た時に、感動した出来事があります。台風の怖さを知らないでいた私は、ハウスのビニールを張ったままでいました。すると周りの農家の方が10人ほどで、ビニールが飛ばないようにハウスに登って補強して下さり、体を張って守って下さいました。良い仲間に恵まれ、本当に感謝しています。

―今年の出来はいかがですか?

 出来栄えは順調です。ただ、冬場の低温により花が開かず出荷が重なり、2月の出荷予定が3月出荷へとずれこみました。

―今年の目標をお聞かせ下さい。

 5月の母の日に向けて、2番花を早く出荷出来るように頑張ります。

また、東日本大震災の影響で相場の見通しが立たず先行きが不安定なので、こつこつと確実に本数を出していきたいと思います。

―今後の目標は何ですか?

 強化ハウスを建てることです。栽培中に台風が来ても大丈夫なので、安定した出荷が期待できます。以前トルコギキョウの栽培にも挑戦しましたが、台風に3回やられてあきらめたことがあります。

―最後に、消費者の皆様へカスミソウのPRをお願いします!

 カスミソウの花言葉は「清い心・切なる喜び・無邪気・親切」です。この純白で可憐な花は、心を和ませ華やかにしてくれます。一輪一輪大事に育てていますので、一本でも多く皆様のご自宅に飾っていただきたいです。

   




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