−この地に生きる−

あまくさ人


安心・安全な農産物づくりに取り組んでいるあまくさの人びとを紹介。

その魅力に迫ります!!


 

 

姫戸町

 

 たけなか ようこ

  竹中 洋子 さん

     

 

☆トルコギキョウ8e、クルクマ5e栽培

☆花卉栽培歴 15年

 冷え込みが厳しくなってきた12月初旬の午後。竹中洋子さんは収穫したトルコギキョウを選別していました。トルコギキョウを楽しんで栽培されていて、その思いを満面の笑みで話す竹中さんにインタビューしました。

                             (取材日:平成23年12月6日)

 

 

―トルコギキョウを栽培するようになったきっかけは何ですか。

 家は兼業農家で、私はパート勤めをしていました。熊本県の農業女性アドバイザーというのがあり、町からの依頼を受けたところ、周りは専業農家ばかりで良い刺激を受け、花を栽培してみようと考えるようになったことがきっかけです。平成9年から始め、カーネーション、デルフィニューム、キンギョソウと栽培し、平成22年からは一番作りたかったトルコギキョウを栽培しています。最初はカーネーションがいいだろうということで、当時はすべてJAからの指導を受けながらの栽培でした。

 

―1年間の栽培スケジュールを教えて下さい。

 トルコギキョウは3品種あるので1週間ずつ3回にわけて作付けします。トルコギキョウは18,000本、クルクマは1,200本定植しました。トルコギキョウは8月下旬から9月初旬の間に定植し、11月下旬から6月まで出荷します。クルクマは3月に定植し、6月から10月まで出荷します。トルコギキョウとクルクマの組み合わせは、隙間なく一年中出荷でき安定しています。

 

―11月30日からトルコギキョウの出荷が始まったそうですが、出来はいかがですか。

 定植後の日照不足により生育が少し遅れましたが、ピンクの品種の色が良く出ています。3品種の中で一番成育が良いのは白い八重咲きの品種です。

 

―トルコギキョウの栽培で心がけていることや工夫されていることは何ですか。

 良い花を出荷出来るように水管理や芽かき作業、特にハウス内の温湿度管理に気を付けています。トルコギキョウは余分な蕾がたくさん付くので、その蕾を切り取って出荷します。私は切り取った蕾や花は捨てずにラッピングして、プレゼントしたりしています。

 

―トルコギキョウを栽培していて良かったと思うこと、うれしかったことは何ですか。

 お見舞いやプレゼントに喜ばれることがうれしいです。トルコギキョウが一番喜ばれる花だと思います。一輪・二輪でも出荷出来ますし、捨てる花がないところがいいですね。他の花と違って、ハウスの中で花が咲いている状態で作業をするので、作っていて楽しいです。

 

―反対に大変なこと、辛いことは何ですか。

 トルコギキョウは品種によって生育が違うし、なかなか思うようには育たないことです。昨年は病害虫に悩まされました。曇天の日が続くと灰色カビ病や花にシミが出てくるので怖いですね。

 

―トルコギキョウは6月まで出荷が続きますが、出荷目標を教えて下さい。

 きれいな花が出荷出来るようしっかり管理していきます。3品種とも2番花まで出荷したいと思います。

 

―今後の目標を教えて下さい。

 きれいな花を作りたいです。次はカーネーション咲きの品種に挑戦しようかな。きれいなピンク色がいいですね。

 

          




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