龍ヶ岳町
弘法大師と筆 〜航海の守り神〜
樋島・下桶川不動神社の大岩

 龍ヶ岳町樋島の下桶川の突端に不動神社があります。昔、弘法大師がこの地に来られた際に、大岩にお経を書かれたといいます。そして、芦北へ向かう舟の上でふと、書いたお経に一字点を付け忘れたのに気づき、岩に向かってその愛用している筆を投げられたそうです。
 それから、この岩がある付近を“投筆”と呼ぶようになり、大師ゆかりの不動神社がまつられています。

 ここで大漁や航海の安全、無病息災、五穀豊穣を祈願し、毎年、旧暦の六月二十八日にお祭りが開催されます。今年も、七月二十九日(土)に行われ、「赤ちゃんの土俵入り」や「相撲大会」が行われました。明治時代に赤痢を納めるために始まったといわれています。親子三世代に渡る世代間のふれあい、絆を深めました。これからも、この伝統は、土俵入りした赤ちゃんたちが引き継いでいきます。


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