有明町
〜天草キリシタンの歴史〜
サンタマリア館


 有明町大浦の大楠小学校すぐ下に、サンタマリア館があります。ここは、館長浜崎栄三さん(80才)が30年ほどかけて守りつづけたキリシタンの品々がたくさん展示してあります。


 今から約430年前、天草に初めてキリスト教が伝えられました。年貢が重かったこともあるのか、たくさんの人々が信仰してきました。1637年、15才の大矢野町の益田時貞(天草四郎)を中心に天草、島原の乱がおきました。
 その後、キリスト教の禁止が強まる一方、人々は隠れて信仰するようになりました。それが隠れキリシタンです。隠れ部屋を作ったり、柱の中に十字架を入れ込んだりといろいろな方法で信仰していたようです。
 ここには、それらや、キリシタンかどうかを見分けるために使用した踏絵なども展示してあります。
 天草各地へ自分で向かい集めた遺品、日本にも珍しいとされる品々が多数あります。南蛮文化に触れることができるこのサンタマリア館。浜崎さんは、ここに立ち寄った人々に、くわしい説明もしています。
 みなさんも、天草の素晴らしい歴史、文化をぜひ感じてみてください。


あまくさ通信トップホームへ戻るお問い合せ
Copyright(C) 2000-2001, JA Amakusa All Rights Reserved.